ここでは前ページに引き続き、入試システムから見た対策を中心に説明していきます
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前ページで、総合得点は受験校によって違ってくる、と述べました。
まずはその要因、調査書と学力検査の取り扱い比率(以下、配点比重)について、詳しく説明していきます。
配点比重には3:7・4:6・5:5・6:4・7:3の5種類があります。
しかし実際には、県内の75%の高校学科が3:7か4:6の比重を採用しており、調査書に比重を置く高校は1校だけです。
上越地区でも、高田・高田北城・直江津・新井・松代の5校が3:7、地区内の他の高校もほぼ全てが4:6を採用しています。
すなわち、受験校に合格できるかどうかは、当日の学力検査の出来次第と言ってよいのです。
とはいえ、調査書すなわち通知表の評価が悪くてもよい、というわけではありません。本番の入試で不利にならないためにも、一般選抜では以下の点数を確保しておいた方がよいでしょう。
| 出願 | |
|---|---|
| 検査日(面接等) | |
| 合格内定通知 |
ただし、これらの点数はあくまで目安であり、これより低い点数だと合格できない、というわけではありません。学力検査のハードルが高くなるということです。 前ページで紹介した総合得点の算出方法によると、調査書の1点は、配点比重3:7の高校で約1.6点、比重4:6では約2.5点と換算できます。
そこで、当学園が独自に入手した資料に基づき、合格最低点シミュレータなるものを作ってみました(JavaScriptで動作します)。
以下のボックス内に、志望校・学科と調査書の点数を入力して「計算する」をクリックすると、合格するのに、学力検査(入試本番)で最低限必要な点数の目安を算出します。
ただし、上越地区の全ての学校・学科で算出できるわけではないので、あしからず。
高田高校理数科の場合、数学・理科の傾斜配点があるために、合格最低点の単純な算出ができません。一応、同普通科の合格最低点を目安にして、数学と理科で確実に稼ぐことを考えた方がよいでしょう。
本番当日に実力を発揮するために、どういうことに注意すればよいのでしょうか。
技術面では、普段の勉強が大切なのは言うまでもありませんが、入試の問題形式に慣れることも大事です。
新潟県の公立高入試は、全国の公立高入試の中でも難易度が高い方です。問題の形式もレベルも、大袈裟でなく、定期テストとは比べ物になりません。
したがって、次のような対策が有効です。
当然ですが、本番の入試の形式に最も近いのは過去問です。
特に、前回の試験問題ほど役立つものはありません。
繰り返し解くことで問題の難易度と形式に徐々に慣れるので、本番対策にはうってつけです。ただし、指導要領が変わる以前、すなわち平成14年度以前の問題を、無理に解く必要はありません。
大切なのは、「自分はこれだけ問題が解けた」と優越感を味わうことでなく、「自分はまだこれだけ問題が解けていない」と常に現状認識することです。
過去問を解いても力はつきますが、入試さながらの緊張感を持って入試レベルの問題を解けるのは、入試本番を除けば模試だけです。
1学期中に受ける模試は、テストの緊張感に慣れることもそうですが、弱点の早期発見と克服を目的とすればよいでしょう。この場合、問題形式や難易度にそれほどこだわる必要はありません。
しかし、夏休み以降に受ける模試は、問題形式も難易度も本番に近いものを選ぶ必要があります。
その意味でも、当塾のお勧めは新潟県統一模試(新潟県統一模試会)です。当塾でも定期的に実施しております。
ただし残念なことに、新潟県の場合は入試の配点・得点が非公開ですから、これさえ受けておけば安心、という模試が存在しないのも事実。学校や他塾で行われる他の模試も積極的に受け、複合的に判断するのがよいでしょう。
中3になると、学校でも定期テスト以外のテストが一気に増えますが、これはテストの緊張感に慣れさせるためのトレーニングでもあるのです。
実際、当塾で実施する模試を最後まで受けきれず、残った教科を後日受験し直した、という生徒も珍しくありません。「テストの緊張感に慣れさせるトレーニング」という表現は、決して誇張ではないのです。
模試とはいえ1回休めば、その緊張感を味わう機会を1回失うことになります。
志望校に入りたければ、通っている学校や塾で行われる模試は、結果はどうあれ、欠かさず受けること。その結果として重圧に耐え切れず、最後まで受験できなかったとしても、恥じることはありません。
テストの緊張感に慣れるためには、とにかく回数をこなすこと。
上記のように「最後まで試験の場にいられなかった」人は、最後まで試験が受けられるように自分自身をコントロールする、ということもしっかり意識しながら試験に臨むことが必要です。
入試・模試に臨む際の、一般的な心得としては以下の通りです。
- 試験当日はジタバタしない。試験直前に教科書や参考書を読んでも頭に入らないばかりか、逆に焦りにつながり、本来の力が発揮できない。むしろ、考え事をしない時の方が、力を発揮しやすい。
- 普段通りの力を出すことを心掛ける。「120%(実力以上)の力を出そう」などと思ってしまうと力みにつながり、かえって実力が十分に発揮できない恐れがある。
- 難問に固執しない。考えるだけで5分以上かかりそうな問題は、他の問題があればとりあえず後回しにして、そちらに取り掛かる。限られた時間を有効に使うこと。
- 最後の1〜2分、答案の見直しをするだけの時間は残しておくこと。受験番号や名前を書き忘れたために不合格になったのでは、泣くに泣けない。
- 試験が終わった教科のことはとりあえず忘れ、次の試験教科に意識を移す。




