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落伍者復活の巻(2004/6/1)

前回の記述に不足したことを、勝手ながら、今月号で補足しておきます。
というわけで、タイトルの「落伍者」とは、ずばり(昔の)私のこと。パイロットの道がパーになり、ショックで頭も1ヶ月ほどパーになったからです。

生徒の実力不足が明らかなときは、ご本人と保護者の方に志望校を変更するアドバイスを主任講師に徹底させていますが、それは私自身が味わった辛い体験を生徒にさせてはならない、との強い思いがあるためです。
「それなら、実力不足の生徒を出すな」
と突っ込まれたらそれまでですが……。

さて、本題の「敗者復活劇」です。

冒頭で紹介した通り、私の人生最初の挫折は約1ヶ月で乗り切り、その後1年間猛勉強し、志望の大学(と言っても親は事業の失敗で一文無しの状態でしたから、自分で授業料と生活費を稼いで通う2部ですが)に合格しました。今思うとぞっとするのですが、大学受験だというのに、願書はその大学1校にしか出しませんでした。

2回目の挫折は(これを「挫折」と言うならですが)、就職試験を放棄したことです。
学園紛争でロックアウト(校門閉鎖で授業なし)になったのをいいことに、1971年8月1日に海外へ渡航しました。

モスクワでは、金もないのに一流ホテルに強制的に宿泊させられました。当時のソ連は共産主義で、日本との国交こそ回復していたものの、著しく行動を制限されていました。

フィンランドやスウェーデンでは、道中で知り合った人々から自宅に招かれ泊めていただくなど、大変な歓待を受けました。私が面白い日本人と思われたからかもしれませんが、それ以上に、彼らがが日本に好感を抱いていたのが大きな原因でしょう。
確かに、この両国で知り合った人々は口を揃えて「日露戦争で日本が勝利したお蔭で、ロシアの迫害に抗して真の意味で自主独立の国家になれた」と言っては感謝の意を表してくれました。
私は侵略戦争には「断固反対」ですが、私たちのご先祖が命をかけて、ロシアの南下政策の野望を打ち砕いてくださったことを、この耳で現地の人から直接聞き大変誇りに思うと共に感激したことを思い出します。

その後はパリを拠点にして、複数の友人宅に合計1ヶ月少々滞在していました。
ホーバークラフトでドーバー海峡を渡ったり、フェリーでジブラルタル海峡を渡ったりしました。カサブランカに着くつもりが、道中身の危険を感じてイベリア半島に引き返したこともあります。

合計14ヶ国に及ぶ3ヶ月少々の旅でした。

【編集者注】 自慢話にしか聞こえないんですけど……。

塾の設立でも同様の体験をしました。

大学卒業後、まずは千葉県の松戸市に学習塾『クリエイティブ学院』を立ち上げました。ところが、集まった生徒は一人だけ。今の家内・ミツエ先生と学生結婚をしていた私は、当時「そのお腹が我が家のいたずら猫のように、次第に大きくなっていく」現実に直面し、不思議を通り越して「アワワ……」の心理状態に追い込まれました。
そこに、またしても奇跡が起きました。ポン友の一人がぼろぼろの2トン車で、我が家(といっても二間だけの小さな借家)に助っ人として飛び込んできました。

どちらが言い出したのか、詳しいいきさつは忘れましたが「おい、とにかくやってみよう」というわけです。
「俺がマイク持つから、お前はよく目を凝らせ」
と言って、市内を街宣しました。これ、何の職業かわかります?
「廃品回収業」といえば聞こえはいいですが、ズバリ!昔のちり紙交換です。

その他、「やっちゃ場」(松戸市食品市場)での早朝のトロッコ押し、今は都心の再開発で高層ビル群に変身している潮留駅でのダンボール入りパスタの貨車詰めなどなど、今では楽しい思い出ですが、当時は辛かった!というより悔しかったです。
群衆の中、大声で「なに、もたもたしてるんだ!」と怒鳴られる毎日でしたから……。

でも、厳しい冬を経て、花咲く春を迎えました。

当地に来るまで7年間、起業は安定成長した後、成熟期を向えました。
副院長に譲ってきた学院のその後はご想像にお任せいたしますが、学院を引き継いでくださったご夫妻は、共に名門大学の優秀な方々で、以前購入されていた松戸市内の土地に立派な一軒家を10年程前に建てられ、お幸せにお過ごしのご様子です。

長くなりましたが、「人は明確な目標を持ち続け、少しの勇気と誠実な努力を続ければ、その夢は必ず実現する」ということを伝えたいのです。
なぜか、環境が自然とそのように整ってくるのです。

(『まるく通信74号』より一部修正)

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